2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
暑い暑い 午前中はそんなに暑くないと思っていたのに、 午を過ぎたら気温計はぐんぐんメモリを上げた模様。 ひんやりと涼しい夕暮れが迫るのが待ち遠しい。 じっとりと、うだるうような暑さの中で、 ふと、先日友人に上げたものが見たくなる。 一体どんな花…
夜、気がつけば随分と増えた虫の声が我が家を包み込んでいる。 あちらの窓から穏やかにリー、リーと聞こえる。 こちらのベランダからは軽やかにビ〜、リ〜と少し違うリズムで。 じいっと耳を澄ますとリリリリと小刻みに鳴いている声もする。 夜の中から風が…
体を圧迫するような暑さが朝早くから気怠げにまとわりついてくる。 日に日に庭から聞こえる虫の声が太くなるのと比例して 温度計の数値は高くなっていく。 道に打ち水をすると、ジュッと音を立てて蒸発し小さな虹がいくつも浮かぶ。 虹をさぁっと吹き消すよ…
水彩の絵の具をポトリ、ポトリと落としたように 紫陽花の花が桃色や紫、青、緑とゆっくり染まっていく。 雨に洗われ、深くなった緑と黒々とした木々の幹。 濃い夕焼け色した鬼百合が、 普段見る百合よりも小さくて細い柔らかな葉っぱを茎にみっしりと纏わせ…
窓を開けるとひんやりと湿った空気がゆったりと部屋を満たしていく。 夜は薄く赤みを帯びた雲で覆われて、 あるかなしかの風が柔らかな黒土のにおいを運んでくる。 昼間、 雨はパラパラと軽やかな音を立てていて、 屋内へ入るとせせらぎの中にいるような気が…
ぷーぱ ぱ ぱら ぷーら ぱ ぽろ ぷら ぽろぷー ハーモニカの音が聞こえた。 小学校の時、みんなで吹いたものより透き通って低い。 勢いよく ぷらぱら と来て ぷる ぱー ぽろ と音が弾む。 何かジャズのメロディーのように感じるけれど 何の曲かはわからない…
ついこの間まで凛とした細い線だった月が 半分の大きさでは足らないと言うように ぷっくりと大きくなってきた。 向こうの方で星が一つ、二つ瞬く。 「月が綺麗だし、もう一駅、歩いちゃう?」 マッコリが気持ちよく体に回って、私達の足はぐんぐんと伸びやか…
一転、寒い日ばかりが続く。 曇り空の中、木々の緑だけが深く鮮やか。 例年はいつ頃から梅雨だったかな。 しばらく前に雨が続いた時があったけれど、確か九州が入梅しただけで こちらにはなかなか梅雨が来ない。 風が吹くと、頭上で葉がざわざわと騒ぐように…
段々と、外を歩くのに上着が邪魔になってきた。 気がつけば、電車で凍える季節がやってきた。 クールビズと言うけれど、電車内氷点下(?)傾向は今年もまだ続いている。 ぶるぶると震えながら、電車の天井に扇風機がついていた時代に戻りたくなる。 「暑け…