まつげの長短

atoshiranami2006-03-03

夕刻になると、
 途端にもう一枚羽織りたくなる。
 まだまだ寒い。

 3月3日、桃の節句
 どこのお家の軒先でも、
 満開なのは桃ではなくて梅の花。
 
 節句太陰暦との対応するもの。
 本当の今日はいつなのかしら?
 と、調べてみると。
 今日は旧暦2月の4日。
 3月3日は新暦上では3月晦日。
 
 それでは、
 普通に桃の花咲くわけも無い。
 花屋の前を通るとふわりと桃の香りがした。
 
 寒いけれども風も無く
 家々の庭に花の姿が見える。
 満開の梅の枝を見上げて過ぎた向こうで突然香りに包まれる。
 花の香りを少しの風が運んで来たのか、
 花から少し離れたところに香りの吹き溜まりができている。

 華やかな香りがポンと存在しているのを、
 自分の体で押し分け押し分け歩く。
 香りに色が乗せられるなら、
 この道を歩いた人の作った幾つかの香りのトンネルが見えるのでしょう。
 
 ふと、先日まで大騒ぎしていた皇室の継承問題で聞いた話を思い出した。
 男系ならば、Y因子が継承されて、女系ならばされない。。。とか、いう話。
 
 男性の染色体がXY。
 女性の染色体がXX。
 お互いのX部分が合わさったのが女性で、
 お互いの違うものが合わさったものが男性だとか。
 
 別に皇室継承を語りたいわけではなくて・・・
 その話でひょいと思いついたことがあっただけ。
 
 高校時代、友人同士で睫毛の長さを定規で測ったことがある。
 「ねえねえ、どの位長いの?」と、皆で睫毛の長さを測った。
 プラスチックの小さな定規も、目の下に合わせられるとなんだか怖い。
 「刺さないでよ〜」「気をつけてよ〜」
 と、笑いながら。
 やっぱり、目の下は怖い!と言いながら、
 1本抜いて測る人もいた。
 怖い怖いといいながら、
 自分の睫毛の長さがどのレベルか知りたい人が多かったよう。

 長い人と短い人と
 最初は、本当に数ミリしか違わないと思っていた。
 けれど、計ってみたらこんなに違った。
 
 長く見える人が平均1.5〜1.4cm。
 普通の女の子が大体0.7〜0.8cm。
 普通の男の子が0.8〜0.9ミリ。
 バサバサとした睫毛の男の子には、1.8という強者もいた。
 
 意外なようだけれど、男性の方が睫毛が長い。
 赤ん坊を見ていると、特にそれがよくわかる。
 パッチリとした瞳。
 長い睫毛は男の子のほうが多い気がする。
 
 それは一体何故なのかしら?
 実はずぅっと考えてきた。
 なんで男の子の方が可愛い瞳で生まれてくるのか?
 
 皇室継承の問題で染色体遺伝の話耳にして、
 こんな理由じゃないかと考えた。
 
 男性のXYと女性のXX。
 
 X因子だけをもつ女の子は
 自分と相手の因子を受け継いでいるけれど、
 同性ということでより自分に近い。
 
 一方両方の因子を持つ男の子は
 自分とは違う因子を持っていることが露骨にわかる。
 
 自分の因子を残すことが本能なら、
 男の子と女の子の兄妹が生まれた場合、
 生物としての女親は窮する時には
 自分の因子をより濃く持つものをより優遇するのではないでしょうか。
 
 もし、それが男親がいない状況で、
 未熟児の赤ん坊の時に起こったら男の子はひとたまりもありません。
 体だって女の子より弱いと言われていますから・・・・
 
 未熟児といわれる赤ん坊が可愛いのは、
 自分だけでは生きていけないので
 相手の保護を受ける為とも言われています。
 パッチリとした瞳は「私を守って」の無言のサイン。
 そんな赤ん坊としての性質が、
 男の子にはより濃く出ていて
 睫毛が長くなるのかも?
 
 なんとなく、そんなことを思った。 
 もしかして。。。の話ですけど。。。