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関西では豪雨で何万もの方に避難勧告が出され、
 何人もの行方不明者が出て、土砂崩れや堤の決壊などが起こっている。
 台風でもないのに、何日も何日も西からは大雨の情報がやってくる。
 関西にいる友人たちは大丈夫だろうか。
 大雨は、降っているときはもちろん、止んだ後も二次災害が起こりやすい。
 今日は長野でも高速道路が一部土砂崩れで埋まった。
 どうか雨が早く止んでくれますように。



 TVをつけると、いまは大雨と、畠山容疑者と、イスラエルレバノン爆撃が主だ。
 イスラエルの人々は頭も良いし、お金もある。
 世界の政界・財界に多くのネットワークがある。
 アメリカは大いにイスラエル寄りだ。



 イスラエル世界宗教といわれるまでになった宗教の聖地であり、
 過去の政治の取引による土地の所有の禍根があり、
 ユダヤの人々にとっては約束された土地を拠点にしている。



 ユダヤ教が選民的な思想を持ったものであるのは否定できないとは思うのだけれど、
 せっかく世界でも有数の頭脳を持った人々を有する国なのだ。
 武力ではなく、
 何か誰も考えたことのないような解決策を思いついてくださる方はいないのだろうか?
 そんなことを考える。
 
 世界で蔑視され、差別されてきたというユダヤの人々。
 今日本屋へ行ったら「ユダヤ福音書」というのが売っていた。
 中をしっかり読んではいないが、
 その内容は裏切り者とされてきたユダこそが「全ての運命を司る神」のもっとも従順な僕であった。
 という内容のようだ。
 1600年近く昔のパピルスに書かれたそれは
 2000年頃にエジプトで発見されて、極力日本語に訳されたもののようだった。
 (解読不明部分は括弧のまま)
 しっかり読んでいないのではきとはいえないけれど、
 その福音書の中には、ユダヤ教の教えと結びつき、
 より平和的で新しい未来の形を作り出していくヒントはないだろうか?



 宗教のように過去に拠るものは、
 より深い過去に拠って新たな形を得られることもあるのではないだろうか。
 
 そんなことを考える。



 畠山容疑者の事件については、
 ひどく無残な、辛い事件で、取り上げる理由もわかるのだが、
 正直他の事件ももう少し取り上げてもらいたいと思う。
 
 例えば、先日新聞に載っていた事件だ。
 北九州に住む身体障害者の男性(50〜60代)が、
 水も電気も全て止められてミイラ化した遺体で発見された事件。



 故人は命をつなぐために絶対に必要な公共料金が払えないからと
 昨年の12月に生活保護を求め、例外的な救済措置としてのライフラインの復活を求めた。
 しかし、役所はその4ヶ月ほど前に故人の息子が故人の家賃を払ったこと。
 (その息子は離婚した妻との息子なので頻繁に通うことも
  出来ないという事情があることを知りながら)
 2〜1週に1度、パンやおにぎりをもってくることがあるからとそれを拒否。
 
 その後、故人は公園などで水道の水を組んでいるところなどを目撃されるが、
 以後役所へ改めて行く事もなく、
 布団の中でミイラ化しているのが見つかったのだ。



 畠山容疑者の事件も重大な殺人事件だが、
 この北九州の事件もひどく重大な殺人事件だ。
 
 役所は適切な対処を行ったと発言しているようだが、
 彼に生活保護を与え、例外的にライフラインを回復させる措置を取らなかったこと。
 これは重大な殺人事件で、失礼ながら畠山容疑者の殺人事件よりも
 社会的に見て、より取り上げるべきことだと思う。
 
 国が行ったそうした処置は、誰が責任を取るのか。
 そもそも、取れるものか。
 国民から税金を取り、国民を保護するのが国であり法だ。
 
 何故それが起こり、
 これからそのような悲惨なことを失くすためにどうすればいいのか。
 マスコミはもっともっと
 考えさせるような報道をして欲しい