政治の世界の情報は・・・

2月の暮から、衆議院のメール配信を受けている。
 全くわからないことだらけだけれど
 少しは知りたいと思ったから。
 ほんの1週間・2週間のことだ。
 1日、2日おきにメールは私の元にやってくる。
 最初は、「ほうほう、こんな会議が明日はあるのね。政治家さんも大変だ」
 と思っていた。

 〜の委員会が何時からある。
 〜の法案について話す。
 という非常にそっけない情報ばかりでも、
 「働いているんだな」と感慨深く思っていた。

 最初に受け取った翌日の会議開始時間が午前9時だったから一層
 「会議の準備もあるのにまぁ大変だ」と考えていた。
 
 ところが、よくよく見ると
 〜の「理事会」や「委員会」というのがとても多い。
 しかも時間も重なっていたり、
 10分ほどしかずれていなかったり・・・。

 理事会や委員会ということは、
 ある程度の人数の集団ではないのでしょうか。
 全員ではないということでしょう。
  では、この委員会に出ていない人たちは、
 一体何をこの日にしてるのでしょうか?
 
 地元の人の話を聞いているのだろうか?
 それとも次の会議までの意見をまとめているのだろうか?
 
 先日、某省の官僚の彼がいる友人が
 法の改正やらなんやらがやたらと多くて、
 この数か月、
 彼は洗濯もできずにワイシャツを着たおしては新品を買う生活。
 デートどころか、電話もメールも月に1回程度と嘆いていたけど・・・
 政治家さんもこの隙間時間に法案を叩いたりなんだりしてるのだろうか。
 
 誰が委員で、この日何人が出席をして
 どんな話し合いがなされて、どんな結果(又は経過)があったのか。
 そこのところがわからない。

 いくらかの結果はわかるのだけど
 こんな感じでは中々こちらに伝わらない。

 『 委員会経過

○委員会経過 今三日の委員会議事経過は、次のとおりであ
 る。
 △文部科学委員会(第三回)
  国の補助金等の整理及び合理化等に伴う義務教育費国庫負担法等の
  一部を改正する等の法律案(内閣提出第一六号)
    右案について、小坂文部科学大臣から提案理由の説明を聴取し
    た。』

 上に挙げたように提案理由を聴取と書かれてたって、
 それで、一体何をどうして、どうなったかがわからない。
 私の理解力が無さ過ぎるせいなのか・・・。

 委員会や理事会の予定はこう出ている
 
 『▲環境委員会
      午後零時10分 第17委員室
    会議に付する案件
   独立行政法人国立環境研究所法の一部を改正する法律案(内閣提
   出第四〇号)』


 稀に、午前からの会議があっても、基本会議は午後にある。
 まったく、一部改正と書かれていたって、どの一部をどうしようとしているのだかさっぱり。

 朝早く、霞ヶ関に赴くと
 勉強会をしている若手議員が見られると聞くことがある。
 きっと、一生懸命やってる人はやっているのだとは思うのだけど
 その成果・経過がわからない。

 誰がその委員会に出て、
 どう関わっているのか、出欠はどうだったのか。
 どんな発言をしていたものか・・・
 選挙権を持つ1人として気になるところ。
 
 物事が、わからない間に決まりすぎて
 諦めモードに入ることって
 なんだか悔しい。
 本職ではないわけで、
 わからないことばっかりなのは当然。
 でも、うっすらとわかっているのと全く知らないのでは大違い。
 納得いくことも行かないことも、
 事情もわからず諾々と呑むのは真っ平。
 
 情報は、あるところにはあるのでしょう。
 問題は、或る程度知ってもいい信頼できる情報がどこにあるのか。
 どうして知ればいいのかということ。
 はっきり言って、全部が全部を知らなくていい。
 細かすぎることは判断することじゃないと私は思う。
 判断すべきは、貫く姿勢、大まかな概要。
 
 広報をするというならある程度徹底的に。
 もう少し詳しく5W1Hで書いてほしいもの。

 さて、どうすればわかるでしょうか?