オリンピックで夜更かしモード

猿と犬。
 ハブ、マングース

 相性が悪いというか、仲が悪い象徴の言葉。
 水と油はともかくとして、
 TVに出てくる猿と犬は仲がよいのが殆どで、
 ハブ退治のためのマングースは・・・・
 奄美黒兎を襲ってしまうと問題らしい。
 
 捕食するがわ・される側。
 ある程度満たされていると、わざわざ争わなくてもという気持ちになるのかも。
 衣・食・住が満たされていても、何故だか妙に争ってしまうのが人の常。
 捕食するとかしないとか、種の違いとか、関係ないところにいるのに不思議な所。
 衣食住以外に考えることがあるから文化がうまれ、平和がうまれ、争いがうまれてる。

 TVから、トリノの画像がリアルタイムで送られてくる。 
 オリンピックは平和の祭典。
 ゼウスの神に捧げるお祭り。
 古代オリンピックの前後3ヶ月は、戦をしなかったというギリシャの国々。
 オリンピック参加国は、みんなきちんとその志を継いでいるかな。
 継いでいけているでしょうか。

 悔しがる人、淡々とする人、大喜びをしてる人。
 ぽか〜んと見る人、騒ぐ人、
 キラキラした目で画面のこちらからはわからないものを見つめている人。
 ちょっとだけ、アナウンサーがメダルメダルというのが嫌になる。

 選手達の前を見つめる目と、青空と、動き、観客達の顔だけを追いたいと思うのに
 メダルがあるとアナウンサーもついつい視界が狭くなる。
 自分の国の選手がメダルを取るのはもちろん嬉しいのだけど、
 見ているしか出来ないこちらがメダルメダルというのは
 どうも筋違いな気もしてしまって複雑な気持ちに駆られる。
 二言目には必ずメダルというような解説者は、
 それ以外に言う知識が無いのではないかと意地悪なことを思ってしまう。
 
 スポーツは、勝負事なわけだから
 争うことに興奮するのはわからなくないのだけれど
 メダルメダルじゃ、競技の方を楽しく集中してみていられない。
 折角世界中から、才能を研ぎ澄ました人たちが集まって
 最高のものを見せてくれているのだから、
 最高の眼福を味わう心積もりで見るのも大切なのじゃないかと思ったり・・・

 段々と睡魔が瞼の上に訪れるけど・・・
 今晩は、ランピエールさんを見るまで終われない。
 
 今夜はどんな素敵なものが見られるのかな。
 眼福に与る度に、目元に隈取ができてきた。
 参ったなぁ・・・