年に1度のことだから・・・

いまさらだけれど・・・
 やっと寒中お見舞いを書き終えた。
 これでやっとブログが書ける!
 年賀状のシーズンは疾うに過ぎているけど、
 やっと心が一段落した。
 
 人から頂くもの、人に出すもの。
 一年に一度のことだから、驚くようなものが来たりする。
 思わず笑うようなものがあったりもする。
 
 別に凝らなくてもいいのだろうけれど
 そういうものを頂くと、
 「あなたとの話の種になるかしら?話したいわ」と、
 言われているような・・・ラブレターを貰ったような気持ちになる。
 なので、当然私も心をこめてお返しをする。
 今年はどうしたら面白いと思ってくれるかな?って。
 そうやって考えるのは、とっても楽しい。

 とはいえ10月から年賀状の準備をするなんて方もいるけれど、
 そんな真似は到底出来ない。
 
 新年早々もらうなら、どんな年賀状が面白いかな?
 年末は、頭の中でそればっかりがぐるぐる回る。
 今まで貰った年賀状、
 花の種付き、香りつき、びっちり描かれた手書きのイラスト・・・
 私は一体何しよう?
 どっかで板を切ってこようか。
 いや、でも、葉書サイズにするのは中々大変。
 うん、うん、うんと考える。
  
 毎年色々考える。
 干支の判子を色違え、イラスト一杯書いた年。
 メッセージばかりで黒い年。
 西暦を、そのまま切って抜いた年。
 葉書一枚一枚を、縞に切ったこともある。
 今年は封書で出してみた。
 
 新年の葉書の山からポンと封筒出てきたら・・・
 なんだかそれはいい感じ。
 巻紙で送ることが出来るのだから、封書だっていい筈だ。 

 面白ければ、いいじゃない。
 楽しい新年いいじゃない。
 「また、あなたは・・」という母の呆れた声を背に、せっせせっせと文を書く。
 本当は、
 便箋に「明けまして、おめでとうございます」と、
 一言&署名のみが、一番格好いいでしょう。
 けれども中々そうは行かない。
 
 ついつい去年はこうで、今年はどうだの。
 会ってからどの位経ったのかだの。
 書く人毎に思いは募って、便箋が足らなくなってしまう。
 粋な人にはまだまだ遠い。
 
 熱にうなされ書くうちに、名前を書くのを忘れた年もありました。
 同じ人に3通も出してしまったことも。
 決して綺麗な字ではないけど、お互いしかわからないメッセージ。
 毎年出してる年賀状。
 どの一枚も、名前無しでも、きっと相手はわかってくれる。
 そんなものしか出してない。

 本当は、印刷で出してもいいとは思う。
 思うけれども、今更なかなかやめられない。

 お世話になったあの方へ。
 大好きな友人へ。
 もっと仲良くなりたいあの人へ。
 年を越え、改めて書くたびに、書きたいことは増えてゆく。

 書きたい気持ちばかりの年賀状。
 書きたい人は年を重ねるたびに増えていく。
 嬉しいことに、義務で書くという相手はいない。
 
 書きたい相手に会えること。
 書きたい相手と続いていること。
 それは私にとってとても嬉しくて大切なことなのだけど・・・

 書きたいことが多すぎて手が痺れたりすると、
 印刷では書ききれない一人一人への思いに
 ほんのちょっぴり困ったりする。
 
 そして、新年。
 「あの年賀状(寒中見舞い)って・・・」と
 電話や、メールがやってくる。
 新年早々、大好きな人たちの声。
 
 これだから、中々凝るのを止められない。
 いつになったら、印刷年賀状を始めることが出来るやら^^
 年賀状には凝りますか?