想像してください。

 想像してください。
 「宇宙で暮らせる生物って、いったいどんな?」
 

 唐突に失礼。
 実はこれ、
 先日の友人との電話のテーマ。
 なんだか分からないけれど、
 「最近何かあった?」
 という所から、何故かあっという間にこんな話題になっていた。
 この友人とは、電話の度にこういうちょっと面白い話題に転がる。
 
 「酸素は・・・必要かなあ?」と、私。
 「まぁ、必要ってことにしとこうか」と、友人。
 「光合成すればいいよね、酸素を作るには」
 「宇宙だし光はあるね」

 「形はどうする?やっぱり丸かな」
 「圧力は均等に掛かるしね。あ、空気があるならパンクしないようにしないと」
 「分厚くするってこと?」
 「だね、大気も無いわけだし、かなり過酷な条件に耐えられないと・・」

 「・・・・う〜ん。穴が開くと、パンクってことよね?イソギンチャクみたいならいいのかな?」
 「イソギンチャク?」
 「あれって口と下が一緒でしょ?だからあれが中と外でひっくり返った感じ。
 外に通じる穴が無ければ、大丈夫よね?」
 「・・・ってことは、中が空洞の丸で、光合成で出来た酸素は空洞に出てきて、
  それを取り入れたり出したりってこと?」
 「そうそう、自分の中で完成してるの」

 「宇宙だし、耳はいらないよね、目も光さえあればいいのよね?」
 「でもこれじゃあ光合成していて動物ってこと?おかしくない?」
 「いやいや。新発見された『はてな』っていう植物で動物って生物もいるし・・・」
 「子供は?」
 「どんどん中で増えていけばいいんじゃない?」
 「・・・一応増えるんだ。」
 「だって生物だし・・・」
      ・
      ・
      ・
  そして2時間半が経過した。
  私の電話料金は、大概こんな風に費やされている。

 仮定に仮定を積み重ねていく。
 何の意味もないといえばそれまでだけど、結構真面目に考える。
 こういう遊びはかなり好き。

 大好きな友達と話しているのだから、どんな時もやっぱり楽しいけれど、
 意味があろうが無かろうが、ちょっとは頭を使うような話がとても好き。

 さてさて、どんな生物なら宇宙で暮らしていけると思います?