バスの味、くらげの味

コスト掛かって見入り少なし。

 エチゼンクラゲ大発生!
 漢字で書けば「越前海月」
 なんだか昔の仁侠映画に出てきそうなお名前だ。
 「素人さんに迷惑かけない」が任侠ならば、
 エチゼンさんは、
 「玄人さんも素人さんも関係無し」。
 まあ、あちらとしたらただただ生きていらっしゃるだけ。
 なんの意趣も無いのでしょうが。
 
 一昨年の大発生の時も、
 重みで網が切れた
 (エチゼンクラゲは200キロ級)
 網を上げたら、くらげの間に魚が数匹
 (エチゼンクラゲの体長40cm〜1m!)
 彼らに食べられ魚も減った。

 色んな話を聞いたけど、今年の彼らは一昨年のなんと10倍!!
 人の胃袋ぐらい いい収容場所もないけれど
 コストが高くてなかなかそうもいきません。
 いくら中華食材になるとはいっても・・・ねえ。
 じゃあくらげを食べる動物は?
 マンボウはくらげを食べる。
 でも、好物の水くらげならやわらかくって食べやすそうに思うけど、
 越前さんじゃ大きすぎて食べられないんじゃないかしら?
 第一比べて硬そうね。

 食べもせずに殺すことさえコスト高。
 くらげはあまり好きじゃないけど(食べるの)
 食べもしないのに殺すことさえ嫌な気分。
 あんなに食べでもありそうなのに。

 おかげでどんどん大量発生。
 魚もどんどん減ってゆく。
 
 大量発生、コスト高くて需要無し。
 ブラックバスもそうだった。

 心無いキャッチアンドリリース集団によって大量放流。
 大量発生。
 ブラックバスとしても、日本で増える気は無かっただろうに。
 
 多くのシェフがブラックバスの調理に取り組んだけれど・・・・
 先日読んだ新聞によれば
 今はほとんど調理されていないらしい

 私も一度食べたけれど・・・・
 お刺身と焼き物を食べなきゃいけなくなったけど・・・
 まずいとはいわないけれど
 もう一度食べたいとは思わない。
 特にお刺身は、寄生虫が怖い。
 
 ブラックバスを広める漁業組合のようなのに友人が入っていたから
 食べなくちゃいけなくなったけど、
 私は2.3度噛んでこっそり捨てた。
 1日真水に置いておいたから土臭さはなくなってたけど
 正直虫が怖かった。

 あのとき30人くらいで一緒にキャンプをしていた。
 私以外はみんな
 「珍しい、珍しい」と
 嬉々として食べていたけれど、虫は大丈夫だったのか。
 今も怖くて聞けない。

 少しあくがある身だから、
 ミルクにつけたり
 しばらく真水につけて泳がせなければ
 なかなか食べる気にならない。
 
 どこでだって大量発生では
 体の汚染も忘れられない。
 
 安心しておいしく食べれるならば 
 くらげもバスもいいんだけどね。