ああ、もう!テロなんか嫌い!

 イギリスで自爆テロ
 翌日イラク自爆テロ
 こないだまたイギリスであって、
 エジプトであった。
 そうそう、合間でトルコでもあった。

 日本の天気予報は台風7号の訪れを告げている。

 いつだか、日本に潜伏していたアルカイダの一員が
 日本で資金集めをしていったという記事が週刊誌に載っていた。
 9.11が彼らの仕業か知らないけれど、
 彼らが現在テロに関わっているのはどうやらたしか。

 記事によれば、5億円ほど集めて行ったらしい。
 本当かどうかわからないけど。

 一回のテロに要するお金は
 規模によりけりだけど
 かなりピンきり。
 自爆テロだと安い爆弾でたくさんの被害を与えると聞いたことがある。
 下手したら数万、十数万で・・・
 イギリスやエジプトくらいだとずっとずっとかかるんでしょうけど。
 その資金の話が本当だとしたら、
 いったい何百回の理不尽な暴力行為が行われることになってしまうんだろう。

 そのお金で銃でなく、生活必需品を買ってくれればいいのに。
 
 テロが起こると
 被害者がなぜ傷つけられ、
 殺されなければならないのかという怒りと同時に、
 その行為をした人も、
 その人にそう強いた環境に堪らない思いがする。
 
 テロを簡単に訳すと、政治目的の主義・暴力行為になるらしい。

 独立を求めて戦うテロ。
 その理屈は
 理解、できなくはない。

 それで害が及ぶ人のことを考えて認めたくないけど。
 確かに国に搾取され、必死で抗っている人たちは多い。
 その場合はもはやテロというより内戦だけど。
 
 中には
 自分の土地の中でも一番大切な場所を提供したら
 勝手に勝手に柵で囲って、攻撃を仕掛けてきて
 自分の大切な場所に入れなくなってしまった。
 世界情勢は金満・有能な向こうの国の味方・・・
 なんて言ったら自爆テロに行くのもわからなくは無い。
 相手は自分の国を広げるためにずんずん最新鋭装備を揃えてくるのに、
 自分にあるのは人材のみときたら・・・
 決して褒められたことじゃないけれど。
 
 とはいえ、理解が出来ても認められない。

 意味もわからず、
 ううん、わかったって、
 理不尽に攻撃なんかされたくないし
 知らないうちに、自分のところの財布を資金源に攻撃されるのも真っ平ごめん。
 
 テロ行為に足を踏み入れた人は
 理不尽に自分達が搾取されていると考えてああしているんだろうか。 
 資本主義の中では、私が着ているシャツも
 誰かを足蹴にするようにして作られたのかもしれない。

 だとしても、私がシャツを着なければ救えるのかといえばそんな問題でもない。

 テロは、強い力で抑えろ!とばかりに世界は動いている。
 テロが水の流れだとして
 堰き止めれば止まるだろうか?
 ある程度まで止まるかもしれない。
 でもそれ以上になったら?
 堰き止められ、強大化したエネルギーに堰は決壊しないだろうか?
 堰き止められきっていないから、テロが起こっているじゃないかと言われるかもしれない。
 だからこれ以上拡大はない!というかもしれない。
 
 大きな流れは、止めるだけじゃなく
 勢いをなくして
 方向を変えるように動かしていけないんだろうか。

 彼らの主義を認めるかどうかは別にして、
 主義を知らしめたいというならば、
 とりあえず
 まず、みんなでそれを知ろうとすれば彼らの気持ちも
 少しは収まるものなんでしょうか?
 そんなことでは到底、到底、駄目でしょうけど、
 世の中に不満を持ってる人は
 いつどこにだっているけれど。
 
 無力な私、1個人として、
 政治的な不満を暴力の発露として
 テロ行為に及んでしまう環境に対して
 一体何が出来るんだろう。

 「人の命は地球より重い」
 そう言ってテロの要求を呑んだ福田赳夫首相。
 結果、地球より重い多くの命が海外で亡くなった。
 もし、自分だったらどうなんだろう?と、考える。
 彼の立場だったらと。
 世界平和と自国民の保護。
 復興途中の国のこと。
 牢に入っている人を出してハイジャックを成功させてしまうこと。
 自分に彼のようなことが出来るだろうかと考える。
 
 どんな状況であれ、選択するということはとても大きなエネルギーがいる。
 その後の責任を・・・負いきれない責任も一身に負うことになるのだから。
 この言葉は、とても重くて勇気のある言葉だと思う。
 その後はどうあれ、人質になっていた人は救われた。
 それは本当に確かなことだ。
 
 彼らが要求を果たしたことで亡くなった方には本当に申し訳ないのだけど。
 やっぱり
 「人の命は地球より重い」
 そういえる人に世界の中心で頑張ってほしいと思う。
 
 理想としても言えない様な最近の殺伐とした風潮の中では
 テロは消していけないのじゃないかと思う。
 
 皆さんはどう考えていますか?