宇宙戦争、怖かったぁ!

怖かったぁ〜
 ついさっき、んー・・・もう昨日ですね。
 昨日23時半頃新宿歌舞伎町の映画館で
 上演後軽く腰抜けそうに諤々と歩いていたのは私です。
 
 靴のヒールが調子悪くて、
 靴づれが痛くて・・・
 辛かったのに
 腰までがくりときそうなんだからたまったものじゃない!
 
 大体、20時になって声をかけてくる父がおかしい。
 遅すぎる。
 眼鏡忘れたって母は逃げてしまうし。

 でも、見てよかった。
 突込みどころはそれなりにあるけど、とても怖くて。
 主人公達が
 妙にヒーロー、ヒーローしていなくて
 極限の状況下であがいて
 いる姿に共感しきり。
 
 場面場面で怖くってびくびくと動き、
 飛び上がっていた。
 後ろの人はきっと見にくかったと思う。
 終演後は首を遠ざけすぎて(嫌だったみたいでかなり後ろに引いていた)
 軽く首がつってしまった。
 まだ痛い
 
 私のように入り込む人が多すぎるせいか、
 映画の最中でも、たまに場内が明るくなる。
 そうすると、やっと
 「ああ、ここ映画館だった」
 と思える感じ。
 すぐまた画面が変わるので忘れてしまうのだけど・・・・

 正直、パニック系のホラー映画を見に行く気分で行ったほうがいい。
 属に言う「いい映画」っていうのとは違うけれど、悪くない。
 上演後はため息と同時に周りみんな
 「やっと終わった」「怖かった」
 と口々に呟いていたから
 怖かったのは
 私だけではないはず。
 映画館を出てしばらくは
 外気温31度あったのに、薄ら寒く感じた。

 SFっていうのが色々考えさせたりするもので
 こんなことになったりしたら・・とか、
 こんな風になるかもしれない。
 こんな状況になったら・・と結構考えさせるもの。
 としたら、やっぱり悪くない部類です。
 付き合い始めのカップルなんかは
 これを見ておけば話題に困らないかも・・・

 以下文句など。
 若干ネタばれあり。
 見に行く方は見ないでください。

 。。
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 うん。
 そんなに映画は見ているほうじゃないけれど 
 平均してなかなか良い映画だと思う。
 入りかたとか2001年を少し思い出したしね。
 あんなにわけわからなくはないけれど、
 映画自体は2001年+エイリアン+ジュラシックパーク+特撮+・・竜巻の映画
 なんだったかな?
 あれが混ざってるようなきがする。
 
 だから、このシーン見たことあるような気がするっていうシーンも多いので
 そういう意味でも面白い。
 相手から息を凝らして隠れるところなんか
 ちょっとベタといえばベタな使い回しじゃない?
 って聞きたくなるけど、ベタなのはやっぱり効果があるから。
 どこで見たのに似ているかって考えながら見ても面白いかも。
 
 内容は結構原作に忠実。

 主演のトム・クルーズダコタ・ファニングの表情がいい!
 特にダコタ・ファニングがいい!
 もって生まれた頭の良さか、
 父が犯すこともわかる。
 色々とあきらめることも知っている。
 冷めたような表面上の顔と強く愛情を求める内面。
 頭がいいだけに
 起こることを対処しきれずにパニックを起こす。
 父は、どちらかといえば頭がいいって方じゃない。
 でも、生き残るための情報は逃さない。
 結構独善的で、昔ながらの肉体派アメリカの父。
 ナイーブな兄とはそりが合わない。
 
 ナイーブな兄と、自分達にあまり興味を持たない父。
 だが、一番繊細でいつも緊張した糸の上。
 それがダコタ演じるレイチェル。
 現実を受け止められず
 わめく、騒ぐ、必死で自分の世界へこもることで
 彼女はかろうじて彼女でいられる。
 そんな彼女が
 初めは質問ばかりしていた彼女が
 父がしてくれた目隠しを自分で外し、
 父が彼女を守るために恩人に対してしたことを
 父に問わず・・・
 そっと父の腕にもぐりこむ。
 若干ためらいながら
 すべてを許すように微笑んで。
 彼女はあの時
 外の状況と父がしたこと
 
 宇宙人のしたこと、人のいじましさ、醜さ、自分の無力さ
 そんなものに引き裂かれそうだった筈なのに
 
 ふっと出した表情がとてもよかった。

 そうそう
 有名な「宇宙人が攻めて来ました!」っていうTV画像シーンはなかった。
 監督もきっと迷ったんだろうな。
 
 さて・・・・・・文句!&謎
 ずいぶんネタばれあり
 これって一部ウェルズに対してもってなるのかなあ・・・
 そんなこと言っても仕様がないじゃない的意見ふくむ。
 
 1、大体、100万年も考え込むのはいいけど、なんでそんなに非効率的なことを?
   人がこんなにあふれる前に、始めちゃえばいいじゃない!
 
 2、宇宙人はなぜ人だけを消していたのに(当初人攻撃は服だけ残ってた)、
   開墾(?)してるときは人の建造物以外の木々までなぎ倒したのか?
   ・・・・地球の環境が欲しいというのに、割りに合わないのでは?
       重力的に合ってれば良しってことだったのかな?

 3、そもそも、そんなに文明的に発達しているなら、わざわざ自分達で操作しなくても
   遠隔操作できたのじゃないかしら?

 4、宇宙人の目的はそもそもなんだったのか?
   地球に来て開墾して・・・・いや、人としては人の血液を供給された草なんて
   ほんとお断りなんだけど、そもそも何のための開墾だったのか?
   宇宙人の食べ物?100万年も待ってるんだから、意味なく開墾するはずもないと思うのだけど。

 5、大阪が3機(確か)倒したっていうのは嬉しいんだけど、
   (日本のほうが環境破壊進んでるせいかなあ・・・
    でも、それが原因であったわけじゃないんだし??おっかしいなあ)
    何でシールドはなくなったの?
   火星人が駄目になった理由はわかったけど、それでどうしてシールドまで駄目になるの?
   地球に埋まってたんだから、今更壊れることないじゃない!

 6、偏見かもしれないけど
   あんなことになったら、アメリカ軍も逃げ出す人多くて
   (お給料少ないし、払ってくれる所も、使うところもなくなっちゃうし)
   あんな組織的な活動できないんじゃないかなあ。
 
後は・・
 なんか突っ込みどころが多すぎなので省略。
 最後に1つだけ
 7、知り合いに頼まれた子はどうなったのさー!ボストンの人たち妙に小奇麗すぎじゃない??
   しかも自分達だけOK??
   アメリカの人はやっぱり黄色のハンカチ的ラストがいいのかなあ〜
   優しいお家にお帰りなさい♪みたいな・・・・
   
   私はボロボロな人たちがすれ違って、行き過ぎて、振り返って、
   「ああ!」って思わず崩れ落ちるように嬉し泣きをするほうがラストとしては好みかも。
   あんなカタッポ安全なとこに今したって言うのじゃなくてね。
   人間に救いがないっていうのもまあ、いいんだけどね。
   サルの惑星みたいに・・・・
   
 ただこの人が介在しない終わり方っていうのは
 正直、最近のハリウッドでは作りにくいんじゃないかって思う。
 なんたってアメリカNO、1!だしね。
   
 一見ハッピーエンドだけど、
  落ち着いたらきっとパニックであったこと、皆、思い出して
  パニック時に色々やった人は、いくらパニック時とはいえ・・・
  罰せられたりするんだろうなー 
 
 地球外知的生物・・・・なんだか色々楽しんでるところをみたら
 ちょっと親近感が出てきてしまった。
 すっごい怖い相手なのに。。。恐ろしい。

 無差別に、突然、意味もわからず攻撃される。
 イラクの人達は今もこんな風に怯えて
 攻撃をされているのかな。
 戦争が始まってから最小で22838人の人が亡くなっている
          最大で25869人と言われている。
          3万人を超えているという説もある。
          米兵の犠牲者は1700人ほどだと聞いた。
 
 それを思ったら、映画の後の怖さが、なおさら強く迫ってきた。
 私達が払った税金のいくらかを使ってアメリカの人がイラクの人を殺してる。
 すさまじく安いお給料で。(普段の給料+225ドル<約25000円>)
 それが燃料だって、食糧だって・・・・
 私は何人のイラクの人を殺してしまったのだろう。
 
 日本は・・・「イラクの戦争が終わった」という立場をとっている。
 日本のイラクに対する復興資金
 自衛隊以外の内訳はいったいどうなっているのかな。
 イギリスのテロが毎日1面におおきく載っても、
 それ以上に亡くなっているイラクの記事はもっと後ろに小さく載ってる。
 
 今、何ができるのかなあ。
 宇宙戦争に「ヒロシマ」という台詞があった。
 やっぱりイラクのこととか考えられているんじゃないかな。
 イラクでは原爆こそ使われていないけど、劣化ウラン弾が使われている。
 どうすれば少しでも役立つのかなあ?
 わからないので、書いてみる。