あとちょっと、宇宙へ繋がる

  あと2時間。
  ディスカバリーが宇宙へ行く。

  国際宇宙ステーションを組み立てに!
  地上うん百キロの所に
  世界各国の力で
  40回以上シャトルを上げて
  組み立てよう!っていうのだから嬉しくなる。
 
  どうも世相的に
  「あの、そっちにいくと戦争になってしまうんですが・・・。」
  「あの、それぞれの国で、それぞれの国の状況をきちんと考えて、慮りましょうよ・・・」
  とかいうことが多いから、
  「みんなで作ろう!」という考えに嬉しくなってしまう。
   1国でやるには経済的にムリっていう台所事情があったとしても。
  
  スペースシャトルは、そんなに遠くに行かないようだけど、
  このシャトルが成功して、
  宇宙開発にまた弾みがつけば、
  いろんな星の空や
  いろんな宇宙が見れるんじゃないかとわくわくする。

  普段、「天文やっています!」ってタイプじゃないし、
  昔もらった星早見版は、
  もらってすぐにたんすの肥やし。
  わかる星座は 数えるほど。

  でもそんな私だって、
  空を飛び出すことを思えば
  こうして
  発射を待って夜更かし(もとい夜明かし)をしたりする。
  ネットでチョコチョコと調べて、
  船外活動をするときは大人用のオムツをするのだ。
  とか
  宇宙服は14層構造!
  とか
  宇宙服の指先はシリコンゴム製で、ヒーターが入っている。
  なんてことに、宇宙の温度はマイナス270度位だったっけ・・
  と、思い出したりする。
  それは、どんなに暖かい服を着たってトイレに行きたくなるかもしれない。
 
  スペースシャトルからじゃそんなに
  変わらないと思うけど、
  このまま宇宙開発が進んで、
  地球からみた映像じゃなくて、
  遠い宇宙の映像がいくつも送られてきたら、
  地球から見えている星座はきっと違うように見えるはずなんだろうと思う。

  ハッブル望遠鏡って言うのは宇宙からだけど・・・
  どこなんだろう・・・
  
  地球から見てるだけだと忘れるけれど、
  星は立体の宇宙にちりばめられてる。
  星座を構成する星は、みんな地球から同じ距離にあるわけじゃないんだものね。

  星なんか、あまり興味のない私だって
  その程度にはわくわくしてる。
  去年、NASAが公開した
  火星の薔薇色の空、
  ラベンダー色の夕暮れ。
  
  あんな風に想像もしてない世界が、
  頭の中にしかなかった世界が、
  突然目の前に広がっていたら・・・
  
  気づいてないだけで
  新しいこと、知りたいことが山ほどあると
  一目でガツンと刺激され、
  どうにもこうにもくらくらしちゃう。
 
  どうか、成功してくれますように。
  発射まであと1時間ちょっと。
  
  
  
    
  2年前、コロンビアの事故のときは
  7人の宇宙飛行士が亡くなった。
  
  事故調査委員は対策として15のチェックポイントを挙げて、
  ディスカバリーはそのうちの
  3つを・・・・まだクリアしてない。
  そんな記事をネットで見つけた。
  今回の打ち上げは
  アメリカにおけるNASAの予算縮小に伴って
  急ぎ足で行われているようにも感じる。
  万全を期して欲しいけど。。。。

  とにかく、とにかく、成功して
  無事に帰って来られますように。
  

 ブログを書いてるうちに・・・
 シャトルの打ち上げ延期されていました。
 20分も前!
 睡眠時間が20分消えちゃった。。。
 
 うん、でもよかった。
 不安材料がとても多かったから。
 コロンビア号の事故調査委員が再打ち上げ条件に出した
 「残り3つの条件」
  延期の間にかなうといいな。

 乗る人が、
 万全に近い状態のシャトルに
 安心して乗れるようになりますように。